第二種電気工事士の学科試験は、四肢択一式の50問(一般問題30問程度・配線図問題20問程度)を120分で解く試験です。パソコンで解答するCBT方式か、マークシートに記入する筆記方式のどちらかを選べます。学科試験に合格すると(または免除になると)、実技の技能試験に進めます。
この記事では、電気技術者試験センターの公式ページにもとづいて、学科試験の形・出題科目・日程と、勉強の進め方をまとめます。
(確認元:一般財団法人電気技術者試験センター「第二種電気工事士の学科試験のポイント」「第二種電気工事士の試験概要」「第二種電気工事士試験の試験結果と推移」「第二種電気工事士試験の問題と解答」。確認日:2026年10月6日。試験時間・出題数は変更される場合があるため、受験する年度の受験案内で確認してください。勉強の進め方は一般的な内容です)
学科試験の形
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 試験時間 | 120分 |
| 出題数 | 50問(一般問題30問程度、配線図問題20問程度) |
| 出題形式 | 四肢択一方式 |
| 試験方式 | 筆記方式(問題用紙とマークシート)か、CBT方式(指定会場のパソコンで解答)のどちらかを選ぶ |
| 受験資格 | 実務経験は不要(電気技術者試験センターのよくあるご質問) |
CBT方式は、受験申込みが終わった後に、受験する日時と会場を選びます。公式ページには、CBT方式の体験版も用意されています。
出題される7科目
| 科目 | 主な範囲(公式の記載) |
|---|---|
| 電気に関する基礎理論 | 電流・電圧・電力・電気抵抗、導体と絶縁体、交流の基礎、電気回路の計算 |
| 配電理論及び配線設計 | 配電方式、引込線、配線 |
| 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 | 機器・器具の構造と性能、材料の材質と用途、工具の用途 |
| 電気工事の施工方法 | 配線工事、機器・器具の設置、コード・キャブタイヤケーブルの取付け、接地工事 |
| 一般用電気工作物等の検査方法 | 点検、導通試験、絶縁抵抗測定、接地抵抗測定、試験用器具 |
| 配線図 | 配線図の表示事項と表示方法 |
| 一般用電気工作物等の保安に関する法令 | 電気工事士法、電気設備に関する技術基準を定める省令、電気用品安全法 など |
配線図の図記号は、原則としてJIS規格(電気用図記号 JIS C 0617 シリーズ、構内電気設備用図記号 JIS C 0303:2000 など)によると書かれています。
令和8年度下期の日程
| 項目 | 日程(公式の記載) |
|---|---|
| 申込受付 | 2026年8月17日〜9月3日(受付は終了) |
| 学科試験 CBT方式 | 2026年9月24日〜11月8日 |
| 学科試験 筆記方式 | 2026年10月25日 |
| 技能試験 | 2026年12月12日または13日 |
| 受験手数料 | インターネット申込み 11,100円、郵送で書面の申込み 12,500円(非課税) |
試験は上期と下期の年2回です。令和8年度上期は、学科試験が4月23日〜6月7日(CBT方式)と5月24日(筆記方式)、技能試験が7月18日・19日に行われました。次回の日程は、電気技術者試験センターの公式ページで確認してください。
合格した人の割合(公式の推移表から計算)
| 回 | 学科試験(受験者→合格者) | 技能試験(受験者→合格者) |
|---|---|---|
| 令和7年度(上期・下期の計) | 139,087人→78,711人(約57%) | 99,610人→71,471人(約72%) |
| 令和8年度 上期 | 78,290人→48,692人(約62%) | 58,393人→42,875人(約73%) |
(割合は、公式の「試験結果と推移」の人数から、この記事で計算したものです。令和5年度以降の数値にはCBT方式を含みます)
勉強の進め方
- 出題範囲を知る:上の7科目を確認し、公式ページの例題を見る
- 過去問題を解く:電気技術者試験センターは、過去の試験問題と解答を公式ページで公表しています。教育目的などでの使用は、公式の留意点を確認した上で、許諾や使用料は不要とされています
- 配線図問題に慣れる:配線図問題は20問程度あります。図記号を覚え、配線図から器具や電線を読み取る練習をします。技能試験の複線図の練習にもつながります
- 計算問題は、基本の式から:オームの法則や電力の式など、基礎理論の式を使えるようにします
- CBT方式なら体験版を試す:画面の操作に慣れておくと、当日に操作で迷う時間を減らせます
学科試験の後:技能試験の準備
技能試験は、公表された候補問題の中から出題され、持参した工具と支給された材料で作品を作る試験です。学科試験の勉強と並行して、工具と練習材料の準備を始めておくと、技能試験までの期間を練習に使えます。技能試験の形と、練習に必要な工具・材料は、第二種電気工事士の技能試験|練習に必要な工具・材料と、試験でやってはいけないことにまとめています。
第一種との違いは第一種電気工事士と第二種電気工事士の違い、合格した後の免状の申請は電気工事士の免状の申請で説明しています。
まとめ
- 学科試験は四肢択一式50問・120分。CBT方式か筆記方式を選ぶ(変更される場合がある)
- 出題は7科目。配線図問題が20問程度ある
- 過去問題と解答は、電気技術者試験センターの公式ページで公表されている
- 学科試験の合格者(または免除者)が技能試験に進む。工具と練習材料は早めに準備する


